看護師にやりがいを感じるとき。。それは、一番はやはり患者様の笑顔、「ありがとうね」の温かい言葉なのではないでしょうか。
私は最初、正直言って自分が看護師になるなんて夢にも思ってなかった人間でした。
それが、大学を落ちて浪人中の介護ヘルパーのアルバイトを初めてした時、その転機は訪れました。
ある老人保健施設だったのですが、初めてその施設を訪れ、看護師さんがその施設を案内してくださったのですが、
施設の案内を受けている中、その看護師さんにおばあさんが近寄ってきました。
その手には数珠が握られています。
おばあさんは看護師さんを見るなり、しわくちゃな顔をさらにしわくちゃにして、
「ああ~~~ありがとうね、ありがとうね。本当にありがとう。」
と泣きながら看護師さんに手をしきりに合わせて拝むのです。
看護師さんは、「そんな何もしてないよ~」などと笑いながら答えてみえました。
その場面を見て、涙がにじむほど感動してしまったのです。
そこまで人に感謝される職業って、なんて素敵なんだろう!!
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
今思えば、もしかして認知症の方だったのかもしれません^^;
でも、初めて身近に見た看護師さんへの憧れは、それがきっかけになりました。
高校3年生で、人生のどん底を味わい、
苦しくて苦しくてたまらなかった毎日。
そんなつまらない私が、誰かの役にたって、感謝される。。
その施設でヘルパーのバイトをして看護師さんと接するうちに、看護師になりたいという思いは強まっていくのは必然でした。
ヘルパーのお仕事でも、これまでの人生とは違うものを感じていましたが、それだけでは自分の中ではどこか物足りなくて。
薬やいろんな知識を持ち、ヘルパーさんたちに指示されている姿がカッコイイと思う反面、羨ましくもありました。
そして、私の親がいつも再三言っていた「手に職をつける」「食うに困らない職業」にも一致していました。
こうして、大学受験は諦めて、看護学校を受験することに決めたのです。
あなたが最初、看護師になりたかったきっかけはなんでしたか?
国家試験に合格して、看護師として初めて働いたときのキモチは、どんなでしたか?
初心にかえって思い出してみてください。
それは、看護のお仕事の生きがいにつながると思うのです。
看護のお仕事は、ときに一筋縄ではいかないくらい、大変に感じるときもあると思います。
すべてを投げ出したくなるときだってあるでしょう。
そんなときに、「看護師のやりがい」思い出してください。
なぜ自分はこの仕事についたのかを。